2018/12/29

チューリップのブーケ お正月仕様

中道通りの花屋さんで。
駅前を歩く人の多くが正月飾り用の花を手に提げてるし、花屋さんのレジには行列ができてるしで、今の時期すごいなと思う。
普通にチューリップを買おうと思っていたけどみんなにつられてお正月仕様にした。

***

先週は新国立劇場で「スカイライト」を見てきた。

きょうのように寒い冬の晩、一人暮らしの女性のアパートに男性が訪ねてきて、朝になる前に帰ってゆく。その数時間の出来事を描いたほぼ二人きりのお芝居。
二人はむかし関係があって、当時男性には妻がいたこともあってうやむやなまま別れてしまっているという設定。

英国の現代劇で、登場人物3人だけのとてもシンプルなお芝居。
今回蒼井優が演じた役を本国ではキャリー・マリガンが演じたりしている。

なにかショッキングなことが起きるわけでもなく、泣けるやりとりがあるわけでもなく、どこがどう面白かったか説明するのはちょっと難しい。

古くて狭いけれど住み心地のよさそうなアパートの一室で、かつて親密でいまもお互い嫌ってはいない男女が飲んだり食べたりしながら交わす膨大なおしゃべり!
二人とも話したいことや相手に言いたかったことがいっぱいある!

客席は舞台を四方から取り囲む形になっていて、観客は俳優を正面からだけでなく背中や横顔も眺めながらセリフに聞き入ることになる。
物理的にもそうなのだけど舞台のドラマがとても近しく感じられ、こういうお芝居を来年も見れたらいいなと思った。

2018/12/08

スイセン

昭和通りの花屋さんで。
冬はやはりこの花。

気分転換をしたくて部屋を大々的に模様替えしたら、毎週花を飾らないと、という義務にも似た思いがごそっと消えていった。
いつまでも続くものではない、でもいつやめればいいかわからないと思いながら花を買い続けていたので少しホッとしている。
だからといってもう花は買わないというわけではなく、気が向いたらこうして飾るしブログにも残していきたい。


今週は東京ステーションギャラリーに吉村芳生の個展を見に行った。
「超絶技巧を超えて」というタイトルや紹介のされ方から、ひとむかし前の言い方でいうとスーパーリアリズム、つまり写真と見まがうばかりの写実的な作品群を予想していた。
実際はかなりちがった。

たしかに作品はどれも超写実的。
スーパーリアリズム的な作品もあるにはある。
でもその超絶技巧ぶりに感心して、「え?これが写真じゃなくて絵?」と驚きながら鑑賞することを展覧会は明らかに求めていなかった。

新聞紙の第一面に鉛筆で描かれた作者の自画像が、展示室の壁の向こうまで何百枚も続いている。これをどう考えればいいのか。
なんとなくアンディ・ウォーホルのマリリン・モンローやキャンベルの缶スープに近いものを感じた。描かれているものと同じくらい、それを描いたコンセプトが重要視されるような創作といえばいいか。

写真撮影は一切禁止だったけど美術手帖のウェブサイトに詳しいレポートがあった(link

2018/11/23

ナツシロギクとかすみ草

中道通りの花屋さんで。

ナツシロギクは和名で、シングルペグモとかマトリカリアという呼び名の方が花屋さんでは一般的のようだ。お店の人はシングルペグモと言っていた。
でもナツシロギクの方が断然わかりやすい。
ハーブなので、こんなに少しだけど香りがただよう。

きょう買った花はどちらもブーケのアクセントとして使われる種類だとおもうけど、早くもクリスマスムード全開の花屋さんの店先にあって清々しさを放っていて、思わず選んでしまった。
もっとたくさん買えばよかったかも。


前回(2週間前)買った花が驚異的に長持ちで、おかげで先週は花を買わなかった。
実はいまも咲いている。
ゆうべの夜中に撮影。
白い花が続いてる。


2018/11/10

ケイトウとオーニソガラム

井の頭公園のそばの花屋さんで。

オーニソガラムははじめて買う花。
というより名前も存在もきょうはじめて知った花。いまは下の方だけにある白い小さな花がそのうち先端まで咲くらしいのでそれを楽しみに選んでみた。


自動車を手放すことにしたため、いろいろ準備をしている。
査定してもらう日にちを決めたり。
車内に置いてあったものを片付けたり、シートやマットをきれいにしたり。
あとカーナビの個人情報を消したり。

カーナビの履歴を見返したら、まず最初の行き先が板橋区にある戸田葬祭場(亡くなった妻のお骨を粉末状にしてもらうため)。
次の行き先が調布の深大寺(死んだねこを火葬してもらうため)。
そして初の長距離ドライブが伊豆下田(妻の海洋葬をおこなうため)。
と、あきれるほど濃厚に死の気配に彩られたヒストリーで、
自分にとって自動車の運転というのは喪の仕事だったのかもしれないと、薄々感じてはいたけれども実感した。

ペーパードライバーに戻ってしまうのはなんかもったいないので、今後はカーシェアリングなどを賢く使ってみるつもり。
これからはそういう世の中だと思うし。

2018/11/03

ダリアとかすみ草

井の頭公園のそばの花屋さんで。
今週はどの花屋さんもダリア推しだった。。
そのなかでも赤と白の組み合わせが気に入ってこんなこじんまりとしたブーケを選んでしまった。
部屋の中に華やかさを!


竹橋にある国立近代美術館の分館である工芸館が 2020年になんと金沢に移転してしまうのを知り、気が早いようだけど時間はあっという間に過ぎてゆくものだから別れを惜しんできた。

ちょうどインゲヤード・ローマン展が開催中。
スウェーデンを代表するデザイナーによるガラスの器や食器が美しく並ぶ展示室で閉館までの30分くらいを過ごした。
窓から射しこむ夕日が絶妙の雰囲気で、なかなかよい時間に行けたのではないかと思う。
美術館の展示室にふつう窓はないが、工芸館にはあるのだ。
明治からの建物を利用した施設だから。

2018/10/27

ネイティブフラワーと秋の赤い実

井の頭公園のそばの花屋さんで。

このふわっと茶色い花は南半球の植物でリューカデンドロンといい、そのなかでもプルモーサムという種類。
かわいい形なのでクリスマスツリーの飾りとしても使われるらしい。
あと、きょう買った花束全部がこのまんまドライフラワーになるらしいが、いうは易しの世界。


青山にあるALESSIショップが閉店したというニュースを聞いて、しばし追憶にひたってしまった。うちにあるのはアンナというワインオープナーと、マジックバニーというつまようじ入れ。デデというドアストッパーもほしかったんだけどいつか買おうと思っているうちに廃盤になってしまった。多くの商品に顔がついているのがアレッシイの特徴。岡本太郎とどっちが先か。

2018/10/20

ミニバラ

中道通りの花屋さんで。
茎を短く切って、ちょうどいい花器がなかったのでグラスに生けてみた。


フィラデルフィア美術館のブログをよく見る。
美術館の所有する作品を紹介する記事が主体で、写真だけで文字がほとんどなく、写真の数も少ないのが好み。

PHILADELPHIA MUSEUM OF ART(link

何がきっかけで見はじめたのかは忘れちゃったけど、自分のこのブログのヘッダ用に拝借したインドの絵もフィラデルフィア美術館ブログで知ったくらいなのでもう3年以上前からずっと定期的に見つづけていることになる。
そのブログで、あきらかに日本人らしき人たちが何人も写っている画像が公開されていて、何かと思ったら東京国立博物館でひらかれている「マルセル・デュシャンと日本美術」展を紹介する記事であった。(link
所蔵しているデュシャンの作品を貸し出しているとのこと。

国内の展覧会のことを海外ブログで知るというインターネット的ともいえる出来事に刺激されるものがあって展覧会にいってきた。デュシャンはチェスにハマったり、女装して別の人格になったりといった数々のエピソードがおもしろく、ときには展示された作品よりもそちらのおもしろさの方が上回っていたけれど、回顧展というのは作品とともに人物像をも鑑賞するものなのでむしろそれでいいのかもと思った。

2018/10/13

バラとエリンジウム

中道通りの花屋さんで。
日没まであと30分の明かりのもとで撮ってみた。


ゆうべは新国立劇場でカミュの「誤解」というお芝居を観てきた。

ホテルに一人で泊まりにくる客を殺しては金品を奪い取る暮らしをしている母娘のところに、都会で成功した息子が何十年ぶりかに戻ってくる。
彼は母親と妹を驚かせたくて自分の素性を伏せてホテルに宿泊してしまう...。

という出だしからだいたい想像がつくとおりの展開で、
いまでいえばイヤミスという言葉があてはまりそうな結末に、そういえばカミュの代表作「異邦人」も読んだあとひどく暗い気分になったなあと思い出した。

今年は6本の舞台作品を見て、12月にあと1本を見て終わりなのだけど、そのうち4本が新国立劇場のお芝居なので友の会に入ってもいいんじゃないかなと思っている。

2018/10/06

ダリア

アトレの花屋さんで。

二週続けてダリアの花なので、今週は複雑な色合いのものを選んでみた。
左は白と橙のグラデーション。
中央は白と紫のグラデーション。
そして右が、表が芥子色で裏が紫。
表と裏で色がちがう花を一枚の写真で表現するのはなかなか難しい。

2018/09/29

ダリア

井の頭公園のそばの花屋さんで。
赤い方のダリアは秋田県が産地で、ナマハゲパッションというインパクトのある名前。ほとんどそのネーミングで買ってしまったようなものだけど、でもとても綺麗な花。


三軒茶屋のパブリック・シアターで「チルドレン」を見てきた。

東日本大震災で福島の原発がメルトダウンを起こしたとき、かつてその原発で働いていた技術者たちが事故処理作業に志願するという出来事があった。
作業中にもし被曝したとしても健康に被害が出はじめるのは10年20年先であり、人間の寿命を考えると、老年に達した自分たちの方が、若者・壮年たちよりもふさわしいのではないかという理屈が志願の根底にあったようだ。

「チルドレン」はこのことをもとにした演劇。
実話を元にしているのだけど作品の舞台はイギリスで、三人の登場人物は全員イギリス人。なぜなら作者はイギリス人だから。
でも日本の話を外国に移し替えたのだなとはお芝居を見ていて感じなかった。
原発事故は日本以外でも起きているし。
これは世界共通の問題なのだ。

一軒の家の居間が舞台で、大きな窓から射しこむ光が1時間50分の間に昼からゆっくり夕方になってゆく。
時間の飛躍も場所の移動もないオーソドックスな作劇の舞台。

東日本大震災から3年後の2014年に山田太一脚本の「時は立ちどまらない」という2時間ドラマが放送され、当時は震災を題材にフィクションを作ることがいまよりずっと特別な意味合いをもっていたのでわりと真剣に見てしまった。
お芝居を見たあとでそのときのことをちょっと思い出してしまった。

2018/09/15

ミニバラ

中道通りの花屋さんで。

花びらをめくってもめくっても花芯の見えないバラの花を、扉をあけてもあけても無限に部屋が続くヨーロッパのお城にたとえた開高健のエッセイを思い出して、
花を正面から覗きこむように撮ってみた。


今週は新国立劇場に「出口なし」を見にいった。
哲学者であると同時に劇作家や小説家でもあったサルトルの戯曲の舞台化。
「地獄とは他人のことだ」という劇中のセリフが作品と独立してよく語られていることを考えると、サルトルの代表作といってもいいかもしれない。

窓がなく明かりを消すこともできない部屋から出ることのできない三人の男女が、そこで永遠の時間を過ごす話。
その部屋とは地獄であり、つまり三人はすでに死んでいるのだけど、三人ともそうは感じさせない生々しいキャラクター。
三人の俳優さんのうちのひとりは大竹しのぶで、外国の映画スターにたとえればメリル・ストリープ級の女優さんを小さな劇場で見ることができてとても楽しかった。

しかししかし、それとは別に今回のお芝居でもっともインパクトがあったのは、
舞台装置が、天井から床までの真赤なカーテンと白黒の床、つまり「ツインピークス」の赤い部屋をそっくり再現していたこと。
その大胆としか言いようがない引用の仕方は、スピルバーグの最新作「レディプレイヤー1」で「シャイニング」のオーバールック・ホテルが大々的に引用されていたのを彷彿とさせるものがあり、もし終演後にティーチインがあったならそのことについて質問したい、とそんなことさえ思ってしまったのだった。

2018/09/08

キク

青山フラワーマーケットで。

きょうはキクを買おうとお店に行く前から決めていた。なぜなら明日が重陽の節句だから。

吉祥寺はこの土日が秋祭りで、ただでさえ混んでる駅前は大騒ぎ状態。
でも日暮れになるとすうっと人が減って地元民っぽい人たちだけになる。
こういうところが地方の街だなあと思う。

2018/09/01

バラ

井の頭公園のそばの花屋さんで。

9月最初の週はスペシャルウイークなので、部屋に飾るためではなく誰かにプレゼントするような気持ちで花を買ってみた。

2018/08/26

トルコキキョウ

京王の花屋さんで。
トルコキキョウを買うのは1年ぶり。


今週はお待ちかね、原田眞人監督の「検察側の罪人」を見てきた。
正義と復讐という似て非なる感情の間で引き裂かれてゆく木村拓哉と、それに対する二宮和也と吉高由里子。この3人のコンビネーションでぐいぐい見せてゆくドラマで、
面白かったのでうちに帰ってから公式サイトに掲載されているプロダクションノートやら、主要キャストのインタビュー記事やらを読みふけってしまった。

「役作りは何かされましたか?」という質問に、「何を考えているのかよく分からない雰囲気を出すために、顔が出ている部分を少なくしようと思って、前髪を作りました」と答える吉高由里子(link

たしかに。古くは岸恵子、今でいうと川上未映子な吉高由里子のヘアスタイルは映画の中でなんか印象的だった。

2018/08/18

クルクマ

青山フラワーマーケットで。

1年半ぶりくらいに、iPhoneじゃなくLUMIXで撮ってみた。


少し前、原美術館に小瀬村真美の個展を見に行った。
「幻画~像(イメージ)の表皮」というタイトルがついていて、静止画と動画を組み合わせた映像作品が主体。
持っていることさえ忘れていたデジカメをひっぱりだしてきたのはこの展示にちょっと影響されたのかもしれない。

私たちの住む世界が時間と空間のふたつで構成されているとしたら、展示されている作品の多くは時間を表現しようとしていて、時間というものは空間とはちがい目で見ることができず感じることしかできないから、なかなか抽象度の高い展覧会だった。
展覧会を紹介する雑誌やウェブの記事も心なし難解気味。
しかし簡単に言葉で説明できてしまうものはアートではないともいえる...

原美術館は品川駅から歩いて15分の住宅街にあって、猛暑のなか見に来ているのは若い男子と地元民っぽい女性が数人だけ。いつにもましてひっそりと静か。
行きも帰りも修行のようだったけど見に行ってよかったと思ったのだった。

2018/08/11

ビバーナム コンパクタ

青山フラワーマーケットで。

猛暑のため花を買うのを一回パスした。
今週も買ったのは花でなく実。

ビバーナムはガマズミともいう。春にちいさい白い花が咲き、それが秋に赤い実になる。もう立秋なのだ。

ゼラニウムの葉が添えられていて独特の匂いがしている。



この暑さでまもなく20歳になるリクガメと観葉植物は絶好調。
家の中でぐったりしているのは私だけだ。
ネコがいたら一緒にぐったりできるんだけどなあと思った。

2018/07/28

ピンクのガーベラ

緑町にある花屋さんで。
台風が接近する不穏な天候で駅前まで行く気になれず、はじめてのお店で。
梅雨明けに台風上陸に今年は季節がいろいろ前倒し。

ガーベラはいくつもの種類があって、
これは花弁の細かいいわゆるぽんぽん咲きと称されるものらしい。

ピンク色の花がすごくほしくて、
というのはいま夾竹桃のピンクの花が街のいろんなところで満開状態で、目を引いてしかたがないから。
あの色を家の中にも置くことができてけっこう満足。

2018/07/21

バンダ

アトレの花屋さんで。
ちょうど夏のランフェアをやっていて、バンダという種類を選んでみた。
コップから肉厚の花弁があふれるような感じ。


このあいだ新宿の洋書屋さんに行ったら、前からなんとなく気になっていた写真集が売られているのを見つけた。実物を目にするのははじめてで、ネットの画像で想像していたよりサイズや作りが自分好みで、「モノ」として所有したいという気持ちが非常に高まったのだけれど、結局買わずに帰ってきてしまった。
お店を出るとき村上龍の「ラブ&ポップ」が頭をよぎった。
トパーズの指輪がほしい女性を描いた小説だ。

「やりたいことやほしいものは、そう思ったそのときに始めたり手に入れようと努力していないと必ずいつの間にか自分から消えてなくなる」

「大切だと感じたものはすぐに手に入れるか経験するかしないと、一晩か二晩で平凡なものに変質してしまう」

「何かが欲しい、という思いをキープするのは、その何かが今の自分にはないという無力感をキープすることで、それはとても難しい、きっと自分には不可能だろう」

衝動買いの誘惑や葛藤のたび、あの小説に出てきた主人公の心の動きをトレースしてしまう。


2018/07/14

ヒマワリ

青山フラワーマーケットで。

ヒマワリを買うのははじめて。

なんとなく自分の家には合わないんじゃないかと思っていたけど、
お店でコンパクトなブーケの形で売られているのを見たら
いいかもしれないと急にピンときた。
で、こんなふうに飾ってみた。お店に並んでいたほぼそのままだけど。


自動車のメーターを見たら外の気温が42℃と表示されていて卒倒しそうになった。
気温50℃のドバイでは人は夜行性になってしまっていて、
大人も子供も夜10時頃からようやく外で遊びはじめるらしい。
これからの東京もそれを参考にしたほうがいいかも。

2018/07/07

デンファレ

井の頭公園のそばの花屋さんで。
ルーシーピンクという名前がついている。名前も見た感じも涼しげな花。

花を買いたい欲求がいちじるしく下がってて、もしかして花を買うのに飽きてきちゃったかなと一抹のさみしさを感じたけど、たぶんこれは夏のせい。
去年のちょうど今ごろも、家に人がいないときは花は冷蔵庫に入れておくべきでは、などとブログに書いていて、花を買うのがちょっと嫌になっている。
この季節は暑さに強い花を買って乗りきりたい。

2018/06/30

みなみ信州の花

アトレの花屋さんで。
みなみ信州フェアをやっていてその中からチョイス。
アナベル(アジサイ)、ヒメヒマワリ、ダリア。

ふだん花屋さんにないような野草っぽい花がほかにも何種類もあって楽しかった。来週もやっててほしい。



国立近代美術館ではじまったばかりのゴードン・マッタ=クラーク展に行ってきた。

ゴードン・マッタ=クラーク、略してGMCは、1970年代のニューヨークで活動していた人。アーティストともパフォーマーともなんかちがう、まさに「活動」していたと表現するしかない人。
I ❤︎NYキャンペーンでおしゃれな観光地に生まれ変わる直前の、1970年代のすさんで治安のよくないニューヨークで、廃墟の倉庫に穴を開けてみたり、市が競売に出したごくわずかな土地を購入してみたり、16mmカメラでストリートをえんえんと記録したり、そして35歳で死んでしまった白人青年。

美術館に展示するような作品がほとんどなく、残っている資料もちょっと断片的。
でもその分フロアの展示はそうとう工夫されていた。
自分が1970年代アメリカ好きというせいもあってけっこう充実した気分の残る展覧会だった。

2018/06/23

カシワバアジサイ

うちのベランダで咲いてたやつ。
来年もこんな立派なのが咲けばいいけど。


米朝首脳会談、大阪で大地震、W杯で日本チームまさかの勝利とインパクトのある出来事がたてつづけ。

キムジョンウンと握手するトランプ大統領を見て思い出すのは、毛沢東と握手するニクソン大統領であり、ゴルバチョフと握手するレーガン大統領だ。
3人とも民主党ではなく共和党の大統領であるところに外交というものの奥の深さ、おもしろさを感じてしまう。


吉祥寺の駅前にグラニースミスというアップルパイ屋さんができて、前を通るたび三宿のことを思い出す。1号店は三宿にあって、そのあたりに長く住んでいたから。
その三宿にはOKストアが開店。OKストアといえば環七沿いにある小茂根店のことを思い出す。一時期そこに何度も買い物に行ったから。

なんかもう何を見ても何かを思い出す状態。

2018/06/16

ミニバラ

中道通の花屋さんで。
ちょっとさみしいのでアレッシィのマジックバニーに横に並んでもらった。

きょうはクチナシの花束を売ってる花屋さんが多かった。
甘い香りを家の中でまた楽しみたい気がしたけどたった2日で花がしおれてしまった2週間前の記憶が買うのをためらわせた...。


新宿で開催中のターナー展に行ってきた。
現代のものではなく歴史的に評価の定まったものにふれたい気分で、その欲求はひとまず満たされたのだが、嵐の海で翻弄される帆船を描いた作品の前で、波の形や船の状態を見ながら、風がどの方向から吹いているところなのか語り合っている女性のお客さん二人連れがいて非常によかった。写実的な作品はやはりそのように見なければ。

2018/06/08

デンファレ

井の頭公園のそばの花屋さんで。

先週のクチナシはわりとすぐにしおれてしまった。
しおれたあとも2日くらい甘い香りを放ちつづけていたのはさすがだったが...。

ということで今週は保ちのよいランの花をチョイス。
がらんとした和室をバックに撮ってみた。

梅雨入りしてむしむしするシーズンに突入。除湿機をフル回転して家の中で快適に過ごしたい。

2018/06/02

クチナシ

アトレの花屋さんで。
バニラ・フレーバーが濃厚。


ひさしぶりにホテルのレストランで食事した。
お客さんは誰もスマホで料理を撮らない。
接客係はみんな自然で、マニュアル的な話し方をしない。
窓の外に船。
こういう場所があるのをなんか忘れてたなあと思った。

同じフロアで企業が会社説明会を開いていて、
リクルートスーツの女子とエレベーターで一緒になったときだけちょっと現実に引き戻された。

2018/05/26

アジサイ

青山フラワーマーケットで。


人はなぜお祝いに胡蝶蘭を贈るのだろう?というNHKの番組(link)のなかで、又吉直樹が三島由紀夫の「獣の戯れ」の一節を朗読していた。

「その薄紫を刷いたペタルと、黄いろの地に紫の斑点を散らしたリップも共々に、何だか、美の病気ともいうべきものに罹った風情を見せていた。洋蘭には多かれ少なかれ、そういう感じがあった」

ランを「美の病気」と形容するところがいかにも三島由紀夫ですね、という感じで、テロップもその箇所だけ赤く強調。
たしかに三島由紀夫は耽美な作家だけれど、一方で、花にあまり馴染みのない人には聞きなれない「ペタル」と「リップ」という単語を説明なしに使うところもまた氏の特徴なんじゃないかと思った。
三島由紀夫はペダントリーよりなによりボキャブラリーの人だと思う。

ところで番組を見るまでこの小説をずっと「ケダモノの戯れ」だと思っていた。
「けものの戯れ」と読むのが正しかったみたい。

2018/05/18

アジサイ

青山フラワーマーケットで。
暑くてじめっとした日にはこの花しかないと思って。まだ5月中旬なのだけど。


先週、なんとなく思いたって竹橋の国立近代美術館に行ってきた。
ちょうど横山大観の大回顧展が開催中。天気が悪かったので人があまりいないんじゃないかと期待したけど甘く、パンダのシャンシャンなみの人だかり。
特別展は斜め見で、所蔵展へ。マリメッコのプリントのような船田玉樹の日本画とか鈴木理策の組み写真を楽しんできた。

木の枝が風で揺れていてその様子が美しいと感じたとき、動画で残そうと安直に考えてしまう。でもシャッタースピードを遅くして枝だけブレている静止画として残すのもありなんだなといまさらながら思った。
iPhoneはシャッター速度を調節することはできないけど。

2018/05/11

ミニバラ

中道通りの花屋さんで。
2週つづけて真っ白な花。


このあいだ献血に行ってきた。が...
採血前のチェックでは血圧もヘモグロビンの値もとくに問題なくて、血を取りはじめたところ、直後にやむをえない事情でストップ。
なんと献血はおこなわれず。
赤十字のスタッフにあやまりまくられて帰ってきた。

実は1ヶ月くらい前にも献血をしに同じ献血ルームに行っていて、
そのときは施設に入ったとたん様子が何かへん。
ちょうど日赤がシステム障害を起こしている真っ最中で、しかもニュースで報道されてしまうほどの全国的なアクシデントで、受付自体をしてもらえず。
やはりスタッフにあやまられ献血をしないで帰ってきたのだった。

こうやって書くと献血ルームの設備や体制になにか問題があるかのようだけどたぶん全くそんなことはない。たまたま自分のときだけ採血がうまくいかなかったり間が悪かったりしただけだ。
けれども続けてこういう体験してしまうとなんとなく、貴方は献血しない方がいいんじゃないの? とどこかから誰かに言われているような気がしたのも事実。

献血、予想外にハードルが高かった。


2018/05/04

シャクヤク

昭和通りの花屋さんで。
はじめての店。吉祥寺には花屋がいっぱいある。

去年、すべてつぼみのシャクヤクの花束を買ったら花が咲くまでに10日くらいかかったことがあったので今回はつぼみは一輪だけにした。



先月の終わり新国立劇場で「1984」を見てきた。
原作はディストピアの代名詞ともいえるジョージ・オーウェルの超有名な小説。
何年か前にイギリス人の劇作家が脚色し、それを日本のスタッフとキャストが今回舞台化した。

「1984」をざっくりひとことで説明すると、恋愛すら禁じられている世界で未来のない逢瀬をくりかえす男女の話。
男性の方は体制に管理された生活に悩み、そんな悩みを持つ自分にも悩むわけだけど、女性の方は自分たちの反社会性をあまり意識せず、自分がうまく世渡りできさえすれば社会がどんなであっても特に気にしない。
その対比が可笑しく、だから「1984」は実際に読むとイメージされているほど深刻なだけの作品ではない。

井上芳雄とともさかりえの二人の演技は見ていて楽しかったし、演出も細やかだった。

舞台装置はgoogle画像検索で出てきたブロードウェイやロンドンのものと比べてもとりわけシンプルで、全体に知的なお芝居だった。

井上芳雄は3ヶ月前に見たお芝居では明智小五郎を演じていた。売れっ子だ。

2018/04/28

モカラ

井の頭公園のそばの花屋さんで。
気温が高くなってくるとランの花を選びがち。
ランは西洋の花だけどアジサイ的な枝とペアにして花器も和風のものに飾ってみた。
背景に初夏の日差し。


スピルバーグ監督の新作映画が1ヶ月に2本劇場公開されるという名づけて「春のスピルバーグ祭り」を無事クリア。
「ペンタゴン・ペーパーズ」と「レディ・プレイヤー1」二本とも映画館で観ることができて満足。

俳優の滝藤賢一氏が映画コラムを男性ファッション誌に連載していて、「ペンタゴン・ペーパーズ」を「クライマーズ・ハイ」と並べて語っていて共感したことも書いておきたい気分。

滝藤賢一の映画独り語り座 vol.38(link

2018/04/21

ガーベラ

アトレの花屋さんで。
先週見送ってしまったガーベラ祭りがまだ続いていたので迷わず。
たくさんの種類から一本ずつ自由に選べるようになっていて、これが実はわりと難しい。色がグラデーションになるように揃えると綺麗なブーケになるらしい。


少し前になるのだけど資生堂ギャラリーで「蓮沼執太:~ing」を見てきた。
このギャラリーはそれまでにも部屋じゅうにスモークをたいてプリズムで神秘的な光を出現させたり、「2001年宇宙の旅」の真っ白なベッドルームをアレンジして再現したりと大がかりなインスタレーションが展示されてきたけれども、
今回もフロア全体がゴールドな異空間と化し、銀座のもっともにぎやかな通りに面したビルの地下とは思えない非現実的な空気が作り出されていた。

かつてメセナという言葉が流行った時代があったけれど、このギャラリーに来るたび企業による文化支援のあるべき姿を見ているようでその言葉を肯定的に思い出してしまうのだった。

2018/04/14

ミニバラのブーケ

中道通りの花屋さんで。

この春何度目かの強風の日。
アトレの花屋さんではガーベラ祭りをやってて、青山フラワーマーケットではピンク色の芍薬が売られていてそれぞれ魅力的だったけど、強い風の中持って帰ることを考えるとどちらもためらわれ、結局これ。

つぼみが3つある。咲くかな。

2018/04/07

八重咲きのチューリップ

井の頭公園のそばの花屋さんで。
喪中でもあることだし白い花を買おうと思っていたけどピンとくるのを見つけられず、すなおにいちばん目についた花を。
一輪だけうなだれている...


東京を空から見下ろすと緑の多さに驚く。それは住人が庭にせっせと植物を植えるからである。そのためいたるところが緑色だ。その点パリは違い、緑があるのは公園だけである。パリの人びとはその代わり窓辺に小さな鉢植えを置き、そこにゼラニウムを植える。「人びとにとってはその一鉢こそが自分の庭なのである」...。

という開高健の花についてのエッセイを読んだら、ゼラニウムの鮮やかな赤いイメージが頭から消えなくなってしまった。
ゼラニウムはじつは引越しのときに前の家からわざわざ持ってきたのにすぐに枯れてしまって、いまではゲットウだのハンゲショウといった地味な草ばかり育てているありさま。白い花の植物ばかりというのもクールで気に入ってるんだけどちょっとパリの人の真似をしたい気分でもある。


2018/03/31

ミニバラとエリンジウム

中道通りの花屋さんで。

急に気温上昇。しかも晴天がこれだけつづくのもめずらしいらしい。


午前中、渋谷の映画館でスピルバーグの「ペンタゴン・ペーパーズ」を見てきた。
きのうが公開初日。それなのにあと20日すると監督のもう一本別の作品がロードショー公開されることになっている。

スピルバーグの映画は以前もこういうことがあって、「宇宙戦争」と「ミュンヘン」、「ジュラシック・パーク」と「シンドラーのリスト」は共に1年以内に公開された。多作の映画監督はもちろん他にもいるけど、特筆すべきなのはそのように接近して作られた作品のどちらもが歴史に残るレベルで面白いということ。
20日後に日本で公開される新作もそういうわけで期待してる。

2018/03/24

アネモネ

青山フラワーマーケットで。
街や公園では一斉にいろいろな花が咲いていて、しかもあたたかくてお花見日和で、こんなときにわざわざ花屋さんで切り花を買って帰るのは倒錯してる!と思った。


長いあいだ臥せっていた父が亡くなった。
ミュージシャンの鈴木慶一氏のお母様が亡くなったことを少し前に本人のツイートで知り、氏自身がもう60代後半なわけであるから、現代の「親」ってほんとうに長寿なんだなと思ったところだった。
わたしは自分の親の歳までとうてい生きられない気がする...

2016年にデヴィッド・ボウイが亡くなり、突然のことに驚いた世界中の人々にむけて遺族が出した声明が "died peacefully"。
同じ年にジョージ・マイケルが53才で亡くなり、やはりこれも突然のことで、そのときの遺族のコメントが "passed away peacefully at home"。
安らかに(自宅で)亡くなるということは遺族が発信し得るもっとも「よい知らせ」なのかもしれないと当時考えさせられた。それをいままた思い出してる。

2018/03/17

ラナンキュラス

中道通りの花屋さんで。
淡いピンクは春の色。
葉をぜんぶ取り、茎を短めにして活けるのが花の飾り方のひとつの典型なんじゃないかと思う。

突然献血をしたくなり駅前の献血センターに出かけたけど、午前中に頭痛薬を飲んだのを思い出し引き返す。
頭痛薬をはじめとする市販薬をよく飲むし、夜はよく飲酒もするし、もしかしたら献血に向いてない人なのかも。

2018/03/10

八重咲きのチューリップ

井の頭公園のそばの花屋さんで。
モンテオレンジという名前で八重咲きなのが特長。

きょうはどの花屋さんも花がよく売れてた。
たくさんの人が花を買い求めているわけじゃなく、お客さんの姿は特に多くないんだけどとにかく品薄。
いまがお別れのシーズンであることを実感。


今週は六本木の 21_21 DESIGN SIGHTで「写真都市展」を見てきた。
ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち、というサブタイトルがついていて、まずはじめにクラインの偉大な作品群をマルチスクリーンで体験したあと、別の部屋に移って10人のいまのフォトグラファの作品を個別に見てゆくというすっきりした構成だった。

波の写真に大小さまざまな穴をたくさん開け、上から光を当ててフロアに木漏れ日を出現させた多和田有希の "I am in You" という作品がよくて、
しかし家に帰って解説を読んだら制作の動機のひとつに東日本大震災があることがわかり、思いのほかハードな動機にびっくり。
見ていたときはぜんぜん考えなかった。ただただきれいな作品だった。

2018/03/03

ミモザ

青山フラワーマーケットで。
早春を告げる花としていまの時季マストバイという認識の花。
しかし飾り方がむずかしくて去年も飾って撮るのに苦労した記憶。
今年はどうかな。

春といえばお花見なわけで、先週の日曜に伊豆半島に行ったらちょうど河津桜まつりの真っ最中。熱海から小田原までの国道が大渋滞だった。
伊豆によくドライブに行くけどいままででいちばん混んでいた。
海沿いの道路はぼうっと海を眺めていられるから渋滞してもそんなに嫌じゃなかったりする。
運転しているとよそ見できないから眺めのよい道路を走っていても景色をあまり見られないのだ。


2018/02/24

ミニバラ

中道通りの花屋さんで。
ミニバラとユーカリの葉を組み合わせたこのブーケは中道通りの花屋さんの定番商品。
いつ行っても必ずある。


トヨタのお店に自動車の定期メンテナンスに行ったら、
お店の人から、4月からうちでは現金でのお支払いができなくなりますと言われた。
クレジットカードか振込のみとのこと。
お店で現金のやりとりをしない方針。
全国のトヨタのお店が一斉にそういう体制になるのだろう。
こんな風にお店の側が決断すれば、いまは現金で払う人が多くてもあっという間にキャッシュレス・電子マネー社会が到来する気がする。
禁煙社会も。

2018/02/17

クリスマスローズと宿根スイートピー

京王の花屋さんで。
クリスマスローズはいじっていたらちょっとうなだれてしまった。残念。
多年草のスイートピーは一年草のとちがい、花がヒラヒラではない。先週の画像とくらべても同じ名前の花とは思えない。

こんなに寒いとは思わなかった今年の冬もようやく終わりが近づいてきた。


「ブラックミラー」というイギリスの近未来SFドラマを毎晩一話ずつ見ていた一週間だった。
一話完結の「トワイライト・ゾーン」形式で、ハッピーエンドはひとつもない。よくて苦い終わり。たいていはバッドエンディング。
全部で19話あって、いま10話まで見たところ。

2018/02/10

スイートピーのブーケ

青山フラワーマーケットで。
このお店、最近になって男子店員が常駐するようになった。


スーパーボウルのハーフタイム・ショーにジャスティン・ティンバーレイクが出たせいで、ブルーアイド・ソウルをよく聴いた週だった。
ホール&オーツとかシンプリーレッドとかボズ・スキャッグズとかボビー・コールドウェルとか。当時は子供だったからいま聴く方が楽しい。
もちろんティンバーレイクの新譜も聴いた。


テレビ局で同期だった女性が亡くなったのを受けて八木亜希子さんが自分のラジオ番組でコモドアーズの「ナイトシフト」を選曲していて、しんみりしてしまった。
これは同じ年にあいついで亡くなったマーヴィン・ゲイとジャッキー・ウィルソンに捧げられた曲。
夜勤という意味のナイトシフトと、場所を移動する意味のシフトとをひっかけた歌詞なんだろうか。
あなたはこことはちがう別の家を見つけてそこに行ったんだね、という。
明るくてやさしい曲である。

2018/02/03

チューリップ

アトレの花屋さんで。
フレミングコケットという名前。
きょうはどの花屋さんもチューリップ祭りだった。あすが立春だからか。もし来週も祭りをやっていたら別の色を買いたい。そう思うほどいろんな色がそろっていた。


少し前になるけど紀伊國屋ホールで「テロ」というお芝居を観てきた。
テロリストにハイジャックされた旅客機を満員のスタジアムに突入する前に戦闘機が撃墜してしまった事件をめぐる法廷劇。判決が有罪か無罪かは観客全員の投票で決まり、それによって結末も変わるマルチエンディング。
わたしが見た日は、被告の空軍パイロットは有罪。

この作品の最大のポイントは観客参加型というところだと思うのだけど、チケットを買った理由は実は別のところにあった。むしろ観客参加の部分はなんか面倒だな、とかなり消極的な気分だった。
しかし劇を見て一票を投じてみたらとっても楽しかった。

特定の主人公はいない、はじめから終わりまで裁判をしているだけ。
作家のシーラッハはドイツ人。アウシュビッツ裁判を題材にしたすぐれた演劇がいくつも作られた国のスピリットを感じてしまった...

2018/01/27

ダリアのブーケ

京王の花屋さんで。

今週はなんといっても雪!
あと連日マイナスの気温で亜熱帯の植物ゲットウがベランダで痛ましいことになっている。


雪が降った次の晩、日生劇場で「黒蜥蜴」を見てきた。
雪の日とぶつかっていたらチケットを無駄にするところだった。

「黒蜥蜴」は江戸川乱歩の探偵小説を三島由紀夫が脚色した作品。
美輪明宏のレパートリーとして長らく存在していたけど、今回はまったく別のキャストとスタッフで上演された。
タイトルロールの女盗賊を演じているのは中谷美紀。

舞台ではベテラン女優が若い女性を演じたり、初老の男性が青年を演じるのはわりとふつうだ。でも登場人物の年齢とそれを演じる俳優の年齢は近いにこしたことはないと思っている。ジャニーズがハムレットを演じたり乃木坂46が三人姉妹を演じる企画はそれゆえOK。
ただこの考え方をすすめてゆくと、たとえばアジア人の役を白人が演じていいのか、男性の役を女性が演じていいのか、実在の人物を演じるのにその人物のルックスまで真似る必要があるのか、といった問題に接近する。つまり演技の本質にかかわる問題になってしまう。

話を戻すと、中谷美紀の黒蜥蜴は見ていて楽しく、
三島由紀夫の書くセリフは早口でよどみなく言うほど美しく耳に快いので、オープニングの20分くらいは至福だった。

出演者の一人である成河の真摯で知的なブログ(link)を知ったのもすごい収穫。

2018/01/20

ミニバラ(ラソワ)

井の頭公園のそばの花屋さんで。
ちょっとセレモニー感漂う飾り方になってしまったかもしれない。


恵比寿の写真美術館に行った帰りに蔦屋書店に寄ったら、外国人のお客さんが連れに「この写真家、マイ・フェイバリッツ」と話しているのが聞こえた。話しているのは黒人の20代くらいの青年で、どんな写真が好きなんだろうと横目で見るとソール・ライターの作品集だった。へえーという感じでその本を眺める連れの方は東洋人の男性でやっぱり20代くらい。文字や言葉を使わない芸術は世界中のひとと簡単に共有できる手軽さがいいよなあと思った。

そのときの写真集。たぶんこれ(link

2018/01/15

アネモネ

青山フラワーマーケットで。
二週つづけて同じ花。なので飾り方や撮り方を工夫してみようと思ったけどわりと普通になってしまった。
太い茎がぐにゃっとカーブしているところを生かした飾り方にしたいんだけどなかなかうまくいかない。


井の頭公園のかいぼりがはじまった。
これで3回目だが、池の水を抜くテレビ番組がヒットしたせいでいままでになくメディアが大きく取り上げてる気がする。
水のなくなった池の何がいちばん面白いかというと、泥の上を鳥や四つ足の生き物が縦横無尽に歩きまわった足跡が見れること。なにかの這った筋みたいなのもあって、あれはもしやヘビ? でもヘビはいま冬眠中のはず、じゃあなんだ? とかいろいろ考える。

2018/01/08

アネモネ

井の頭公園のそばの花屋さんで。

梅の枝を売っている花屋さんがいくつかあった。いわゆる枝ものというやつ。
用土に挿しておいて根が出てきたら楽しいがそういうことはまずないらしい。

ひさしぶりの雨。冬は雨の日の方が好きだ。
北海道に行ったときの寒いのに東京みたいに乾燥していなくて空気がしっとりしている感じが忘れられない。