2018/02/03

チューリップ

アトレの花屋さんで。
フレミングコケットという名前。
きょうはどの花屋さんもチューリップ祭りだった。あすが立春だからか。もし来週も祭りをやっていたら別の色を買いたい。そう思うほどいろんな色がそろっていた。


少し前になるけど紀伊國屋ホールで「テロ」というお芝居を観てきた。
テロリストにハイジャックされた旅客機を満員のスタジアムに突入する前に戦闘機が撃墜してしまった事件をめぐる法廷劇。判決が有罪か無罪かは観客全員の投票で決まり、それによって結末も変わるマルチエンディング。
わたしが見た日は、被告の空軍パイロットは有罪。

この作品の最大のポイントは観客参加型というところだと思うのだけど、チケットを買った理由は実は別のところにあった。むしろ観客参加の部分はなんか面倒だな、とかなり消極的な気分だった。
しかし劇を見て一票を投じてみたらとっても楽しかった。

特定の主人公はいない、はじめから終わりまで裁判をしているだけ。
作家のシーラッハはドイツ人。アウシュビッツ裁判を題材にしたすぐれた演劇がいくつも作られた国のスピリットを感じてしまった...

2018/01/27

ダリアのブーケ

京王の花屋さんで。

今週はなんといっても雪!
あと連日マイナスの気温で亜熱帯の植物ゲットウがベランダで痛ましいことになっている。


雪が降った次の晩、日生劇場で「黒蜥蜴」を見てきた。
雪の日とぶつかっていたらチケットを無駄にするところだった。

「黒蜥蜴」は江戸川乱歩の探偵小説を三島由紀夫が脚色した作品。
美輪明宏のレパートリーとして長らく存在していたけど、今回はまったく別のキャストとスタッフで上演された。
タイトルロールの女盗賊を演じているのは中谷美紀。

舞台ではベテラン女優が若い女性を演じたり、初老の男性が青年を演じるのはわりとふつうだ。でも登場人物の年齢とそれを演じる俳優の年齢は近いにこしたことはないと思っている。ジャニーズがハムレットを演じたり乃木坂46が三人姉妹を演じる企画はそれゆえOK。
ただこの考え方をすすめてゆくと、たとえばアジア人の役を白人が演じていいのか、男性の役を女性が演じていいのか、実在の人物を演じるのにその人物のルックスまで真似る必要があるのか、といった問題に接近する。つまり演技の本質にかかわる問題になってしまう。

話を戻すと、中谷美紀の黒蜥蜴は見ていて楽しく、
三島由紀夫の書くセリフは早口でよどみなく言うほど美しく耳に快いので、オープニングの20分くらいは至福だった。

出演者の一人である成河の真摯で知的なブログ(link)を知ったのもすごい収穫。

2018/01/20

ミニバラ(ラソワ)

井の頭公園のそばの花屋さんで。
ちょっとセレモニー感漂う飾り方になってしまったかもしれない。


恵比寿の写真美術館に行った帰りに蔦屋書店に寄ったら、外国人のお客さんが連れに「この写真家、マイ・フェイバリッツ」と話しているのが聞こえた。話しているのは黒人の20代くらいの青年で、どんな写真が好きなんだろうと横目で見るとソール・ライターの作品集だった。へえーという感じでその本を眺める連れの方は東洋人の男性でやっぱり20代くらい。文字や言葉を使わない芸術は世界中のひとと簡単に共有できる手軽さがいいよなあと思った。

そのときの写真集。たぶんこれ(link

2018/01/15

アネモネ

青山フラワーマーケットで。
二週つづけて同じ花。なので飾り方や撮り方を工夫してみようと思ったけどわりと普通になってしまった。
太い茎がぐにゃっとカーブしているところを生かした飾り方にしたいんだけどなかなかうまくいかない。


井の頭公園のかいぼりがはじまった。
これで3回目だが、池の水を抜くテレビ番組がヒットしたせいでいままでになくメディアが大きく取り上げてる気がする。
水のなくなった池の何がいちばん面白いかというと、泥の上を鳥や四つ足の生き物が縦横無尽に歩きまわった足跡が見れること。なにかの這った筋みたいなのもあって、あれはもしやヘビ? でもヘビはいま冬眠中のはず、じゃあなんだ? とかいろいろ考える。

2018/01/08

アネモネ

井の頭公園のそばの花屋さんで。

梅の枝を売っている花屋さんがいくつかあった。いわゆる枝ものというやつ。
用土に挿しておいて根が出てきたら楽しいがそういうことはまずないらしい。

ひさしぶりの雨。冬は雨の日の方が好きだ。
北海道に行ったときの寒いのに東京みたいに乾燥していなくて空気がしっとりしている感じが忘れられない。

2017/12/30

チューリップのブーケ お正月風

中道通りの花屋さんで。
松と金の枝がさりげなく新年を迎えている。
チューリップは白だけでなく赤や黄色やピンクから選べるようになっていてまるで童謡の歌詞のようだった。


先日は横浜美術館に石内都の個展を見にいってきた。
老人の裸体、女性の身体についた傷跡、原爆で死んだ人の遺品などの写真が引き伸ばされてずらーっと並ぶなかなかハードな写真展だった。

石内都は遺品を写したシリーズが有名。
フリーダ・カーロの遺品を写した作品は1年前に資生堂ギャラリーでも展示され、ドキュメンタリー映画にもなった。

遺品というのは、事件に巻きこまれて血まみれだったりボロボロだったりすれば別だけど、これは誰それの遺品ですと説明されなければただの古着や古道具だ。つまりそれ自体に意味はない。案外ニュートラルなんだなあと展覧会では感じた。


遺品というと映画でおかしかったのがフランソワ・オゾン監督の「彼は秘密の女ともだち」。
妻を亡くした青年が、奥さんのワンピースを着て小さな娘をあやしているうちに女装癖が開花してしまう。

あとラース・フォン・トリアーの甥という人が監督した「母の残像」という映画。
有名なフォトグラファーの女性が亡くなり、3年後に回顧展が開かれることになる。その準備で遺品を整理することになり、息子(20代後半)が母の部屋に入り、クローゼットの服を手にしたとたん一瞬匂いをかぐ。
そうそう、反射的にそうしちゃうよねと思った。でも何年もたってるからその人の匂いなんかもうしないのだ。


来年はよい年でありますように。

2017/12/23

彩度の低い花束

すごく近所の花屋さんで。
エリンジウム、フランネルフラワー、カラー。
彩度の低いところがカッコイイ花束なので部屋の明かりをつけないで撮影してみた。

残り一週間ほどで今年が終わるので振りかえるようなことを書くと、一年間よく欠かさず花を買ったなと思う。
毎週同じ曜日に、無理のない範囲の同じ予算で花を買いに行くといいですよ、なんていう女性雑誌の記事があったりするけどまさにそれを実践してしまったわけで、べつに真似したわけではないけどなんか面映ゆい。

日常生活に花を!(ELLE ONLINE


来年からは週1じゃなく10日に1回くらいの頻度でいいような気もするけど10日保たない花もあるから、そうすると結局しおれたら買いかえるという不規則なパターンになってしまいそうだ。
やっぱり週1がよさそう。