2018/10/06

ダリア

アトレの花屋さんで。

二週続けてダリアの花なので、今週は複雑な色合いのものを選んでみた。
左は白と橙のグラデーション。
中央は白と紫のグラデーション。
そして右が、表が芥子色で裏が紫。
表と裏で色がちがう花を一枚の写真で表現するのはなかなか難しい。

2018/09/29

ダリア

井の頭公園のそばの花屋さんで。
赤い方のダリアは秋田県が産地で、ナマハゲパッションというインパクトのある名前。ほとんどそのネーミングで買ってしまったようなものだけど、でもとても綺麗な花。


三軒茶屋のパブリック・シアターで「チルドレン」を見てきた。

東日本大震災で福島の原発がメルトダウンを起こしたとき、かつてその原発で働いていた技術者たちが事故処理作業に志願するという出来事があった。
作業中にもし被曝したとしても健康に被害が出はじめるのは10年20年先であり、人間の寿命を考えると、老年に達した自分たちの方が、若者・壮年たちよりもふさわしいのではないかという理屈が志願の根底にあったようだ。

「チルドレン」はこのことをもとにした演劇。
実話を元にしているのだけど作品の舞台はイギリスで、三人の登場人物は全員イギリス人。なぜなら作者はイギリス人だから。
でも日本の話を外国に移し替えたのだなとはお芝居を見ていて感じなかった。
原発事故は日本以外でも起きているし。
これは世界共通の問題なのだ。

一軒の家の居間が舞台で、大きな窓から射しこむ光が1時間50分の間に昼からゆっくり夕方になってゆく。
時間の飛躍も場所の移動もないオーソドックスな作劇の舞台。

東日本大震災から3年後の2014年に山田太一脚本の「時は立ちどまらない」という2時間ドラマが放送され、当時は震災を題材にフィクションを作ることがいまよりずっと特別な意味合いをもっていたのでわりと真剣に見てしまった。
お芝居を見たあとでそのときのことをちょっと思い出してしまった。

2018/09/15

ミニバラ

中道通りの花屋さんで。

花びらをめくってもめくっても花芯の見えないバラの花を、扉をあけてもあけても無限に部屋が続くヨーロッパのお城にたとえた開高健のエッセイを思い出して、
花を正面から覗きこむように撮ってみた。


今週は新国立劇場に「出口なし」を見にいった。
哲学者であると同時に劇作家や小説家でもあったサルトルの戯曲の舞台化。
「地獄とは他人のことだ」という劇中のセリフが作品と独立してよく語られていることを考えると、サルトルの代表作といってもいいかもしれない。

窓がなく明かりを消すこともできない部屋から出ることのできない三人の男女が、そこで永遠の時間を過ごす話。
その部屋とは地獄であり、つまり三人はすでに死んでいるのだけど、三人ともそうは感じさせない生々しいキャラクター。
三人の俳優さんのうちのひとりは大竹しのぶで、外国の映画スターにたとえればメリル・ストリープ級の女優さんを小さな劇場で見ることができてとても楽しかった。

しかししかし、それとは別に今回のお芝居でもっともインパクトがあったのは、
舞台装置が、天井から床までの真赤なカーテンと白黒の床、つまり「ツインピークス」の赤い部屋をそっくり再現していたこと。
その大胆としか言いようがない引用の仕方は、スピルバーグの最新作「レディプレイヤー1」で「シャイニング」のオーバールック・ホテルが大々的に引用されていたのを彷彿とさせるものがあり、もし終演後にティーチインがあったならそのことについて質問したい、とそんなことさえ思ってしまったのだった。

2018/09/08

キク

青山フラワーマーケットで。

きょうはキクを買おうとお店に行く前から決めていた。なぜなら明日が重陽の節句だから。

吉祥寺はこの土日が秋祭りで、ただでさえ混んでる駅前は大騒ぎ状態。
でも日暮れになるとすうっと人が減って地元民っぽい人たちだけになる。
こういうところが地方の街だなあと思う。

2018/09/01

バラ

井の頭公園のそばの花屋さんで。

9月最初の週はスペシャルウイークなので、部屋に飾るためではなく誰かにプレゼントするような気持ちで花を買ってみた。

2018/08/26

トルコキキョウ

京王の花屋さんで。
トルコキキョウを買うのは1年ぶり。


今週はお待ちかね、原田眞人監督の「検察側の罪人」を見てきた。
正義と復讐という似て非なる感情の間で引き裂かれてゆく木村拓哉と、それに対する二宮和也と吉高由里子。この3人のコンビネーションでぐいぐい見せてゆくドラマで、
面白かったのでうちに帰ってから公式サイトに掲載されているプロダクションノートやら、主要キャストのインタビュー記事やらを読みふけってしまった。

「役作りは何かされましたか?」という質問に、「何を考えているのかよく分からない雰囲気を出すために、顔が出ている部分を少なくしようと思って、前髪を作りました」と答える吉高由里子(link

たしかに。古くは岸恵子、今でいうと川上未映子な吉高由里子のヘアスタイルは映画の中でなんか印象的だった。

2018/08/18

クルクマ

青山フラワーマーケットで。

1年半ぶりくらいに、iPhoneじゃなくLUMIXで撮ってみた。


少し前、原美術館に小瀬村真美の個展を見に行った。
「幻画~像(イメージ)の表皮」というタイトルがついていて、静止画と動画を組み合わせた映像作品が主体。
持っていることさえ忘れていたデジカメをひっぱりだしてきたのはこの展示にちょっと影響されたのかもしれない。

私たちの住む世界が時間と空間のふたつで構成されているとしたら、展示されている作品の多くは時間を表現しようとしていて、時間というものは空間とはちがい目で見ることができず感じることしかできないから、なかなか抽象度の高い展覧会だった。
展覧会を紹介する雑誌やウェブの記事も心なし難解気味。
しかし簡単に言葉で説明できてしまうものはアートではないともいえる...

原美術館は品川駅から歩いて15分の住宅街にあって、猛暑のなか見に来ているのは若い男子と地元民っぽい女性が数人だけ。いつにもましてひっそりと静か。
行きも帰りも修行のようだったけど見に行ってよかったと思ったのだった。