2018/12/29

チューリップのブーケ お正月仕様

中道通りの花屋さんで。
駅前を歩く人の多くが正月飾り用の花を手に提げてるし、花屋さんのレジには行列ができてるしで、今の時期すごいなと思う。
普通にチューリップを買おうと思っていたけどみんなにつられてお正月仕様にした。

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先週は新国立劇場で「スカイライト」を見てきた。

きょうのように寒い冬の晩、一人暮らしの女性のアパートに男性が訪ねてきて、朝になる前に帰ってゆく。その数時間の出来事を描いたほぼ二人きりのお芝居。
二人はむかし関係があって、当時男性には妻がいたこともあってうやむやなまま別れてしまっているという設定。

英国の現代劇で、登場人物3人だけのとてもシンプルなお芝居。
今回蒼井優が演じた役を本国ではキャリー・マリガンが演じたりしている。

なにかショッキングなことが起きるわけでもなく、泣けるやりとりがあるわけでもなく、どこがどう面白かったか説明するのはちょっと難しい。

古くて狭いけれど住み心地のよさそうなアパートの一室で、かつて親密でいまもお互い嫌ってはいない男女が飲んだり食べたりしながら交わす膨大なおしゃべり!
二人とも話したいことや相手に言いたかったことがいっぱいある!

客席は舞台を四方から取り囲む形になっていて、観客は俳優を正面からだけでなく背中や横顔も眺めながらセリフに聞き入ることになる。
物理的にもそうなのだけど舞台のドラマがとても近しく感じられ、こういうお芝居を来年も見れたらいいなと思った。

2018/12/08

スイセン

昭和通りの花屋さんで。
冬はやはりこの花。

気分転換をしたくて部屋を大々的に模様替えしたら、毎週花を飾らないと、という義務にも似た思いがごそっと消えていった。
いつまでも続くものではない、でもいつやめればいいかわからないと思いながら花を買い続けていたので少しホッとしている。
だからといってもう花は買わないというわけではなく、気が向いたらこうして飾るしブログにも残していきたい。


今週は東京ステーションギャラリーに吉村芳生の個展を見に行った。
「超絶技巧を超えて」というタイトルや紹介のされ方から、ひとむかし前の言い方でいうとスーパーリアリズム、つまり写真と見まがうばかりの写実的な作品群を予想していた。
実際はかなりちがった。

たしかに作品はどれも超写実的。
スーパーリアリズム的な作品もあるにはある。
でもその超絶技巧ぶりに感心して、「え?これが写真じゃなくて絵?」と驚きながら鑑賞することを展覧会は明らかに求めていなかった。

新聞紙の第一面に鉛筆で描かれた作者の自画像が、展示室の壁の向こうまで何百枚も続いている。これをどう考えればいいのか。
なんとなくアンディ・ウォーホルのマリリン・モンローやキャンベルの缶スープに近いものを感じた。描かれているものと同じくらい、それを描いたコンセプトが重要視されるような創作といえばいいか。

写真撮影は一切禁止だったけど美術手帖のウェブサイトに詳しいレポートがあった(link