アトレの花屋さんで。
ちょうど夏のランフェアをやっていて、バンダという種類を選んでみた。
コップから肉厚の花弁があふれるような感じ。
このあいだ新宿の洋書屋さんに行ったら、前からなんとなく気になっていた写真集が売られているのを見つけた。実物を目にするのははじめてで、ネットの画像で想像していたよりサイズや作りが自分好みで、「モノ」として所有したいという気持ちが非常に高まったのだけれど、結局買わずに帰ってきてしまった。
お店を出るとき村上龍の「ラブ&ポップ」が頭をよぎった。
トパーズの指輪がほしい女性を描いた小説だ。
「やりたいことやほしいものは、そう思ったそのときに始めたり手に入れようと努力していないと必ずいつの間にか自分から消えてなくなる」
「大切だと感じたものはすぐに手に入れるか経験するかしないと、一晩か二晩で平凡なものに変質してしまう」
「何かが欲しい、という思いをキープするのは、その何かが今の自分にはないという無力感をキープすることで、それはとても難しい、きっと自分には不可能だろう」
衝動買いの誘惑や葛藤のたび、あの小説に出てきた主人公の心の動きをトレースしてしまう。